黒酢ぽんず
黒酢ぽんず
香り高く、すっきりとした味わいの理由は
いろんな柑橘系果汁とお酢を合わせたぽん酢は、鍋料理や温野菜はもちろん、炒め物やサラダにも使え、常備しておくと便利な調味料のひとつ。あなたにはお気に入りのぽん酢がありますか?
「黒酢ぽんず」は、天日の下に置いたかめ壺の中で、自然の力だけを生かしてゆっくりと作られる「坂元のくろず」に、四国産のゆず果汁・沖縄産の黒糖・本醸造丸大豆醤油などを合わせたおいしいぽん酢です。特徴は、かめ壺黒酢ならではの酸味のまろやかさとゆず果汁のさわやかさ。天然醸造の原料を使用しているからこそのすっきりとした味わいです。それに加えて鰹や昆布エキスの旨味が、食材をふんわりとまとめてくれます。ぽん酢を変えただけで、料理が澄んだ味わいになること請け合いです。
坂元醸造
鹿児島県霧島市福山町では、江戸時代後期からかめ壺による酢づくりが盛んに行われていました。しかし大正から昭和初期にかけて合成酢の製造が始まり、戦争で原料の米が手に入りづらくなったたこともあり、福山町でも酢の醸造は急激に減少。それでも原料を米からさつま芋に代え、最後まで酢を作り続けたのが坂元醸造でした。
戦後、現会長はいよいよ事業承継を諦め、薬学科へ進学。薬局を開設し、手元にあった酢の飲用をすすめていたといいます。すると体調が良くなったという声が多数寄せられるように。改めて成分を調べてみると、一般の酢に比べてアミノ酸やペプチドが多いことが判明します。これが注目を集めるようになり坂元醸造は事業を再開。それまでにはなかった「黒酢」という名称を使ったり、いち早く壺畑の見学や酢のレストランやカフェをつくるなどして人気に。福山の黒酢を世に広めているリーディングカンパニーです。