レシピ本『ひより食堂へようこそ 〜小学校にあがるまでに身につけたいお料理の基本』
レシピ本『ひより食堂へようこそ 〜小学校にあがるまでに身につけたいお料理の基本』
子どもたちにお料理の楽しさを
「子どもに料理を教えたい。でもどうすれば?」そう思っている方に手に取ってほしい一冊がこちら。食を真ん中に置いた保育を行うひより保育園の食育活動を、レシピ本としてまとめました。
「2020年グルマン世界料理本アワードchildren部門世界一」、「2020年度グッドデザイン金賞 経済産業大臣賞」、「2020年度キッズデザイン賞 優秀賞」などの賞も受賞しています。
無垢食堂の代表が中心となって立ち上げた、鹿児島県霧島市のひより保育園。子どもたちは野菜を育て、料理の手ほどきを受け、自分たちが給食で食べる味噌を仕込みながら園生活を送ります。そして小学校にあがるまでに包丁を使いこなし、なんと揚げ物まで作れるようになってしまうのです。
感動するのは、そんな経験を通した子どもたちが自分で食べるものを作れるようになるだけでなく、自分たちで人の役に立つことを考え共に喜ぶ、生きる力までも身に付けていること。
この本では、包丁の持ち方やだしの取り方といった料理の基本のほか、おにぎりや味噌汁から始まって親子丼やコロッケまで、全21品のレシピを紹介しています。小さい子どもが視覚的に料理の全体像をつかむ工夫や、子どもが困りがちなことへのアドバイスも書かれていて、ステップを踏みながら料理を楽しむことができます。
さらにうれしいのは、本にメモ欄が設けられていること。書き込んだ文字や絵はその子の成長記録。料理の時間が記憶に刻まれ、子どもたちが大人になった後もまた生きる力の源となってくれるかもしれませんね。
レシピページの一部はこちらで公開しています。
ところで、本のタイトルには「小学生にあがるまでに」とありますが、この本は幼児のためだけの本ではありません。中学生だって、高校生だって、いや大人だって。これから料理を始めたい!という人みなさんに、お役立ちの1冊です。
無垢食堂オリジナル
鹿児島県霧島市。「日当山無垢食堂」は、西郷隆盛が愛したと言われる日当山(ひなたやま)温泉郷にある物産館とレストランです。霧島の農家さんたちが大切に育てた元気な野菜たちの直販に加え、昔ながらの製法で丁寧に作られた調味料、加工品などを販売しています。無垢食堂オリジナルの商品は、私たちがあったらいいな、と思ったものを商品化してお届けしています。